意外と知られていないクレジットカードローンのデメリットとは
いろんな場所で買い物をする際に、現金を所持していてもあえてクレジットカードで支払いをする人が増えている。例えば利用するとポイントが貯まるからとか、家計簿代わりに把握しやすいからスーパーの利用は全てクレジット払いにするとか、その人にとって都合がいいように上手く活用しているようだ。しかし、すべての店舗がクレジットカードを取り扱っているわけではない。そういう時に限って現金を所持していなかった場合、どうしたらよいのだろうか。答えはキャッシングである。コンビニのATMなどの身近な場所から、クレジットカードを使って現金を借り入れることができるのだ。まるで銀行のキャッシュカードのように簡単に引き出せるシステムは、借金という感覚をなくしてしまう。返済方法はクレジットを利用した時と同様引き落としになるので、把握しやすい。借金をする際に必要となる審査も、そもそもクレジットカードを作る際に手続きをしているので不要だ。このように便利なシステムをもつクレジットカードのキャッシングサービスだが、あまり知られていないデメリットがある。
実は、キャッシングの回数があまりにも頻繁だと次回新たにクレジットカードを作る際に難しくなってしまう。たとえ借りた現金を滞納することなくきちんと返済していても、である。「自分のクレジットカードを有効に使って何が悪いんだ」と思われるだろうが、このキャッシング機能というのはあくまでも付属のサービスであり、メイン機能のように頻繁に使用されると、信販会社側からあまり良い印象を受けないのだ。
さらに、銀行のキャッシュカードのように簡単に利用できる反面、手数料が銀行系のものとは比べ物にならないくらい高いのも、あまり把握していない人が多い。キャッシングをすると翌月返済になるのだが、月の日数分金利がかかってしまうので約30日分の金利が上乗せされて、例えば1万円借りたら、600円ほど多く返済しなければならなくなる。これが十万円になったと考えるととても金利が高いことがおわかりだろう。この金利の高さの要因は、クレジットキャッシング特有のサービスである、リボ払いが存在するからである。リボ払いとは、クレジットカードを新規で作った際に定額を決めて、毎月どんなに利用としようと、また利用せずとも、その定額を返済していくシステムである。例えば引越しをする際には数十万円の費用が掛かってしまうものだが、リボ払いに指定いていれば月々一定額しか払わずに済むので、費用をあらかじめ貯金しておかなくても引越しをすることができる。ただ、貸し付ける会社としてはいつまでたっても返済額が減らない上にさらに貸付額が増えていくリスクがおおきい。ゆえに金利が高いのである。
より良いサービスを提供されているようでも、実はあまり利用されたくないという理由から、そこには深く考えないと気づけないようなデメリットが存在する場合もある。キャッシングをする際には、やはり専門の金融会社を利用した方が賢く付き合っていけるのかもしれない。