もはや銀行より便利?24時間借りられるキャッシングの人気の秘密
都会に住んでいるとそんなに不便を感じないと思うが、田舎の銀行のATMはとても不便だ。預金を引き出す時間帯が短く、夜は19時にはもう引き出せなくなったりする。18時過ぎに終業して、急に飲みに誘われたときに「ちょっとお金をおろしてきます」なんて言って銀行についたのが19時過ぎ。お金がおろせなかったので今晩は帰ります、なんてあまりにもさみしすぎる。
そんな時、コンビニに行くとキャッシングできるサービスがある。コンビニに備え付けのATMを使用するのだが、誰でも簡単に、かつ24時間いつでもお金を引き出すことができる。単位は1万円ずつで、翌月までに振り込めばよい。田舎に住んでいて、銀行は早い時間に閉まってしまったとしても、今の時代コンビニはほとんどの店舗が24時間営業している。ある人はいう。お金を必要とするときなんて、仕事が終わったときや休日がほとんどだ。そんな時間にお金がおろせないなんて、意味がないように思う。銀行は貯金専用になりつつある、と。
またある女性の場合。彼女は収入もそこそこ、特にお金に困っているわけでもない。しかしながら、24時間キャッシングできるサービスを利用して、銀行の通帳は持ち歩かないという。彼女は平日仕事、土日が休みの生活をしていて、買い物をするのはもっぱら土日。その際、銀行から引き出す時の手数料を支払うのが到底許せないのだという。どうせ返せるのだから、借りたいときに借りて、すぐ返す。そこには「借金」という罪悪感はなく、ただとても便利なシステムを利用している感覚なのだという。
週末に遊び過ぎて、深夜に持ち金がなくなったときに、最寄りのコンビニに寄れば簡単に手持ちを増やすことができる。しかし、銀行ATMではそうはいかない。週末にこそ、お金が引き出せなくなってしまうのだ。
キャッシングをすることに引け目や罪悪感を感じているのは現代の中高年だけで、今や若者はその借り方たるや堂々としたものである。まわりにもキャッシングしていることを隠したりしないし、むしろ便利なサービスであると勧めているかもしれない。そういい時代の流れを察知しないと、銀行はこれからますます利用頻度が少なくなり、顧客がどんどん減っていくかもしれない。個人的には、やはりそうはいってもキャッシングを有効活用するのにまだまだ抵抗があるので、銀行に頑張っていただいて、是非もっと身近に感じられる存在になっていただきたいと願う。